週次気になった記事 2019年30週目

毎週土曜日に更新することにした週次気になった記事。 ちゃんと学んだことを記録に残していきたいという気持ちもあるけど、それ以上に継続的に記事を書くのに、型をつくるとやりやすそうだからと思ったのも大きい。

SafaricomのDigifarmがM-Pesaを3~5年で超える見込み

Safaricom’s Digifarm to outgrow M-Pesa in next five years

ケニアの情報通信界隈で圧倒的な存在感があるSafaricomとM-Pesaだけに、衝撃的だった。 Digifarmは名前からしてアグリテックそのもの感があるけど、キャッシュポイントは貸付にあるのでFintechとも取れる。 一方でFin(ファイナンス)もTech(技術)も根底にあるもので、分野ではないという気持ちも芽生えつつある。

ちょうどアフリカ起業家界隈の方々と話をしていても、理想的なビジネスモデル(マネタイズ)は今まで測れなかった信用力を独自のデータから明らかにしてそこに融資するのが良いのではと話をしていたので、個人的にタイムリーな話題でもあった。

ナイジェリアの富豪が1兆円を超える個人資産をつぎ込んで世界最大の油田を計画

Dangote Has Dumped USD 12 Bn In A Swamp In Pursuit Of Something Crazy

ナイジェリアに先週まで行っていたということもあるけど、規模感にびっくりした。 たしかに、ラゴス市内にもホワイトハウスのような個人所有の建物があったし、お金持ちのレッベルが半端じゃないというのは聞いていたけれども、一つのプロジェクトに1兆円出せるのは規格外だなと思った。 個人資産の2/3にあたると言われているようなので、この方がリスクを恐れない猛者であるということもある。なかなかできるもんじゃないですよ。

インドの村々で女児が3ヶ月産まれていない

‘No girls born’ for past three months in area of India covering 132 villages | The Independent

132個のインドの村で、この3ヶ月間女児が産まれていないというのも衝撃的だった。性別がわかった段階で中絶している結果。 この話を聞いて、イスラム以前のアラブであった女児生き埋めの風習を思い出した。引用はコーランの一節。

彼らの一人に、女児の出生が知らされると、その顔は終日暗く、悲しみに沈む。彼らが知らされたものが悪いために、恥じて人目を避ける。不面目をしのんでそれを抱えているか、それとも土の中にそれを埋めるかを思い悩む。(蜜蜂章16/58~59)

この時代をイスラム教ではジャーヒリーヤ(無明時代)と呼ぶそうで、年代からすると5世紀半ばくらいらしい。これだけの時が流れたのに進歩しない人類に少し悲しくなった。