ボウズ頭を考える

ボウズ頭は、バグらない。

ここ半年ほど自分は髪を生やしているが、その前は週一で自分で頭を刈りボウズにしていた。 いまだに、無駄を省いた理想的な髪型のひとつであると思う。

髪の乱れはもはやバグである。まともに社会で暮らそうとするなら直さなくてはならない。

あと、個人的に気になるのがスタイリング剤の存在だ。別にいらないという人もいるかもしれないが、髪のプロである美容室に行けばスタイリング剤を勧められる。皮肉なのが、スタイリング剤の間違った付け方をするとハゲに直結するらしい。髪を良く見せようとする一心で付けたスタイリング剤が髪を滅ぼすことに繋る。なくても良い添加物をそもそも付けたくなるようになること自体が、あまり得策に思えない。

コストパフォーマンスで考えてもボウズは一級だ。床屋や美容院で髪を切るのに、月額3000円かかるとする。 単純計算で年間36000円かかる。70年間通うとすると、なんと252万円にもなる。バリカンを数年に一度買うとしても、生涯ボウズを通せば200万は節約できることになる。 髪に200万以上使っている意識を持ちながら非ボウズでいる人はどれくらいいるだろうか。

ボウズ頭のメンテナンスはかえって面倒だと言う人がいるけれど、自分はそうは思わない。風呂に入った際にヒゲを剃る感覚で頭を刈るだけだからだ。特になにも気にせず、バリカンを走らせればそこに美しいボウズが表われる。

これだけボウズを絶賛してなお、なぜ髪を伸ばしているのかと聞かれれば、ロン毛を経験して髪に関する知見を深めたいからだ。


公開日: 2017-10-05
カテゴリー: 雑記
文字数: 648