OpenBSD 6.0 / i3wmで快適な日本語入力環境を構築する

目次

日本語入力はiBus+SKKが良い

OpenBSDのportsでもいくつかのIM (Input Method) があるが、快適に日本語入力を手っ取り早く構築する方法がパッと見当たらなかったので、自分用のメモ的な意味で書いてみる。

個人的には、iBusとSKKの組み合わせがもっとも快適に日本語入力ができる環境だった。

候補として上がったのがuim, SCIM, IBusの3つ。この中で唯一iBusが特別な設定なしに使うことができた。uimとSCIMに関しては、自分が利用しているi3との相性の問題なのかそもそも入力できなくなる不具合があった。

インストール方法

さて、インストールの方法だが特に難しいことはなく、以下の手順ですぐに終わる。

# pkg_add ibus
# pkg_add ibus-skk

.xinitrc または .xsession に、環境変数を設定とIMの起動を記述。

export LANG=ja_JP.UTF-8
export QT_IM_MODULE="ibus"
export GTK_IM_MODULE="ibus"
export XMODIFIERS=@im=ibus
ibus-daemon -d -x

注意点

この設定のままでは、デフォルトのksh利用時に幅がDoubleSizeWidthな文字を入力した後にBackspaceを入力してもうまく削除されない(全角削除されなければならないところ半角分しか消えない)ので、デフォルトのシェルを変更すれば幸せになれると思う。 kshを利用する場合は、DoubleSizeWidthの文字も上手く扱えるように設定する必要がある。

SKKを初めて使ってみたが、動作の軽快さに驚いた。 これからしばらくSKKを使ってみようと思う。 仕事で利用しているmacにも、AquaSKKを入れて使うようになった。