ナイロビ都市封鎖 1日目: 残留の決意

いよいよナイロビも都市封鎖されることになった。

日本国大使館からの帰国検討の要請のメールや、政府が手配するチャーター便が来週出る(既にケニアの空港は封鎖されていた)ということで、既に少なくなっていた残留組のうち帰国する決断する人もそれなりの数いそうだ。

自分は今回の帰国便には乗らず残留することを決めたのだけど、あまり整理ができていなかったので考えてみた。 まず、まだ起業したてでオペレーションの確立ができていない。 今の段階で現場を去るのは心もとなすぎる。

次に、ケニアにきて起業したのは他にやる人があまりおらず自分がやることに意味があるからと思ったからだったので、多くの日本人が帰る中、自分でリスク負える僕みたいな野良の人間がいる意味は一層強まっているのではないかと思ってる。 現地で素早く行動できる人は必ずしも多くないので、様々な形の支援や事業を積極的に仕掛けていきたい。

あと、たまたま家族が帰国しているタイミングでコロナ流行が爆発したので、ケニアには自分しかいない。これはきっと大きい。 まだ1歳の娘がいるので、きっとケニアに家族でいたら、そのまま全員で帰国していただろう。

病床やICUの数が圧倒的に不足するのが見え見えなケニアに残るのは若干の怖さもあるものの、自分は残ろうと決めた。 ナイロビの街は、交通量が激減して空気が澄んでいる。

いまのところスーパーにはなんでもあるけど、これからどうなることやら。