ナイロビ都市封鎖 2日目: メイドさんとのお別れ

家族と暮らしていたころ、ベビーシッターさんを雇っていた。 家族が日本へ一時帰国している間は、メイドさんとして働いてもらっていた。 そんな彼女と、しばしのお別れをすることにした。

3月に入ってからは、危険と感じたら出勤しなくても給料は払うよと伝えていたにも関わらず、ちゃんと毎日時間通りに来て仕事してくれるとても頼りになる人だった。 近所で日本人が襲われたりした後はほぼ僕が買い物に出ることも無くなったので、洗濯、炊事、掃除、買い物と生活にまつわる雑務をほぼすべてやってもらっていた。

今週僕が別の方のご自宅に間借り生活をすることになり、そこにすでにメイドさんがいて、感染リスク下げるためにもできるだけ人の出入りを減らそうということで今月いっぱいでお別れすることにした。

もともと日本人のところで働いていた方で、日本食作ったりはできないものの、時間通りにちゃんと来て、仕事も丁寧なのでとても助かっていた。 感謝の気持ちでいっぱいである。

一方で、他の日本人のところで働けるように紹介状を書いて欲しいと頼まれたが、ほとんどの人が帰った今、新たに日本人のもとで働く仕事を見つけるのは簡単じゃないよなと胸が痛んだ。

いつまで続くかわからない中、働かずともお給料を支払い続けるほどの財力は自分にはない。悔しい思いもあるし、一人や二人それができたとして何の意味があるだろうとも思う。

今日はイミグレーション関連の発表があり、来週月曜日からオンラインで手続きが再開するそうだ。コロナ騒動で僕のパスの手続きは宙ぶらりんになっていたので、ようやく進まる可能性がでてきて少しホッとしている。