ナイロビ都市封鎖 9日目: 引越しの完了と、残念なおっさん

ナイロビの引越し。高くついたかな?

今日は引越しを完了させるというお仕事があった。

ナイロビのキリマニという地域にある、1LDK + 洗濯用バルコニーな物件に住んでいた。

ジム・プール・サウナ(担当者がずっといるわけではなく結局一度も入れなかった)がついて、65,000シリングとなかなかお手頃な物件だった。なにより、内見していたときに唯一パスポートの提出を求められたのと、見たこと無いくらい高い塀とゲートの中にあったので高いセキュリティを確信して決めた。

退去する際は1ヶ月前通知で、退去時にデポジットからペンキ代とかが引かれるという仕組みだった。このアパートはちゃんと契約書があり、それに沿っていたので大きく不満はないけど、1年以内に退去の場合はデポジットがペナルティ?として無くなる(つまりペンキ代は別!)となると言われたしかに書いてあるけど少し悔しい思いをした。

もしかしたらこの辺は入居時に交渉できるのかもしれないので、早くでる予定がある人はそのあたりちゃんと見といたほうが良いと思います。

引越し屋に関しては、二人で半日作業してもらって3000シリングでやってもらった。もっと安くなるという噂もあるけど、あんまり安くしすぎて投げやりな仕事されても嫌なので、丁寧にやってくれたらアディションあるよ、と囁いて丁寧な仕事をしてもらった。

残念なおっさん。こういう人にはなりたくない

先日から対中感情が悪くなっているのは知っていたけど、体験してしまった。

引越しをするために旧家に自転車で向かっていたところ、交差点で停まっていたら「Take my CORONA!」と言ってホームレス風なボロボロな見た目おおっさんが手につば吐いてそれで自転車のハンドルをベタベタ触ってきた。

周りにいた暇そうな人たちは爆笑していたけど、全然面白くなかった。ガチで感染してるわけでもないだろうし、どちらにせよ消毒はするしかないのだけど、そんな笑いの先にいい未来はないよと思った。

自分は中国人でもないから「人違いでこんなの勘弁してよー」くらいの感覚だが、中国人だったら殴りに行ってる人もいたと思う。

昨日日本人ですTシャツでも作ろうかなと日記に書いていたけど、それがあったら起きてなかったんだろうか。

もともとコロナ関係なく中国人と思われて馬鹿にされたり、襲われかけたりはしてきたので特別なことでもないと言えばない。呼ばれてもいないのに勝手にきて活動しているわけなので、そこに文句は言ってはいけないのだ。

ただ、理由はともあれ人種で嫌がらせをする、そんなおっさんは残念だしどんなに腐っても自分はそうはならないぞと固く誓った。

こんなときは、Man in the Mirrorを聴いて冷静になるのが良い。他人を変えるなんてのは無理なので、自分が自分の正義を裏切らない、それの積み重ねしかない。